販売から現時点(2020/5/23)では購入者が37名とGogoJungle【ゴゴジャン】で人気のねこ博士にしては、まだ販売実績が少ないEAです。
売れていないからといって、フォワードが決して悪いわけではなく、なかなか好調です。
今回、Storm_EDに厳しめのバックテストを実施し、国内口座に比べてスプレッドの広い海外口座でも通用する実力があり、今後も期待していいものなのか?バックテスト結果を分析してみることにしました。
MT4のバックテスト方法は下記にまとめていますので、自分でバックテストを行う際にご参考ください。
EAの紹介ページで必ずといっていいほど、MT4のバックテスト結果が公開されていますよね?EAを稼働する際の大きな判断材料になりますが、公開されている結果は、実はスプレッドがすごく狭い設定のテスト結果や稼動期間が短かったりすることがあ[…]
Storm_EDの特徴
このEAは、 Stormロジック(早朝の優位性を狙ったロジック)を、 スプレッドの狭い【ユーロドル】に対応させたEAとなります。
【ユーロドルの優位性(スプレッドの狭さ・約定のしやすさ)】×【早朝の優位性(値動きにパターンが出やすい)】
の優位性を「2つ」、掛け合わせたEA。
バックテスト結果次第では、まだあまり知られていない、価格が安い今のうちに稼働をするのもアリですね。
EAの特徴など、さらに詳しい情報は、下記のゴゴジャン公式ページも参考にしてください。
Storm_EDに対してバックテストを実施
当実験室では、海外FX口座(TitanFXスタンダード口座)を用いてEAを稼働(フォワード計測)しているため、通常のバックテストで用いるスプレッドに比べて、極めて厳しい数値を採用しています。
万が一、この厳しい環境下で収益を積み上げられる稀有なEAは、かなり期待していいのではないでしょうか?
スプレッド耐性の低いEAにとっては、相当厳しい環境下でのバックテスト結果となっています。国内FX口座を想定した低いスプレッド(1pips未満)でバックテストを実施するとまったく異なる結果となります。
この点を踏まえた上で、下記のバックテスト結果を参考にしてください。
MT4によるバックテスト結果
バックテスト時スプレッド:1.0Pips
バックテスト時スプレッド:1.5Pips

バックテスト時スプレッド:2.0Pips


バックテスト時スプレッド:2.5Pips


全体的にかなりいい感じの右肩上がりの収益曲線ではないでしょうか?
2012年は、年間成績で少し負けていますが、それ以外の年は、ほぼほぼプラス収支となっています。
くわえてスプレッドが2.5pipsという極めて厳しい条件でも右肩上がりというのは、海外口座利用者の安心材料になるかと思います。
さて続いては、肝心要の損益は・・・?
次のとおりです。
スプレッド 1.0pips | スプレッド 1.5pips | スプレッド 2.0pips | スプレッド 2.5pips | |
---|---|---|---|---|
損益合計 | 12,559.5pips | 9,982.8pips | 7,228.6pips | 5,327pips |
プロフィットファクタ | 1.8 | 1.59 | 1.4 | 1.28 |
最大ドローダウン | 660.8pips | 784.5pips | 824.3pips | 1104.9pips |
当取引回数 | 6,100回 | 5,893回 | 5,730回 | 5,584回 |
平均利益 | 4.8pips | 4.75pips | 4.58pips | 4.49pips |
平均損失 | 76.45pips | 78.91pips | 77.39pips | 77.92pips |
最大利益 | 10pips | 10pips | 10pips | 10pips |
最大損失 | 80pips | 80pips | 80pips | 80pips |
勝率 | 96.62% | 96.35% | 95.95% | 95.70% |
月平均損益 | 68.26pips | 54.25pips | 39.29pips | 28.95pips |
スプレッドが2.5pipsの厳しい条件下においての、プロフィットファクターが1.28は、すごいですね。
実際には、海外口座であれば、余裕を見てスプレッド1.5~2あたりの結果で想定できるかと思います。
Quant Analyzerによる詳細な分析
MT4で実施したバックテスト(スプレッド1.0pips)をQuant Analyzerを用い、より詳細に分析した結果を見ていきます。
年度毎の収益
2012年以外はすべての期間でプラスになっています。(15勝1敗)
曜日毎の分析
続いて、曜日毎の成績を確認していきます。
なんと、月曜日~土曜日のすべてにおいてプラス収支の結果です。
エントリー時間帯別の分析
続いて、エントリーの時間帯毎の成績を確認していきます。
ほとんどのトレードは、23時と0時台であることが、あらためて確認できます。
勝率が96%で平均利益が5pips、平均損失78pipsの「利小損大」ですが、海外口座でも十分に通用するスペック(スプレッド2.5pipsでも十分なプラス収支)を備えていることがバックテストからわかりますね。
さらにSQN SCOREは、スプレッド1.0pipsの条件下では、13.92というハイスコアです。
運用する上での注意点としては、1回の損失が大きいため、資金が回復するのに時間がかかるので、自己資金に対して無理のない程度のロットで稼働することをおすすめします。
スプレッド2.5pipsでも9.1という結果となっています。
※ちなみにSQNSCOREは、7.0以上が聖杯レベルと定義されています。
実験室では、引き続き、Storm_EDをフォワードテストにより実力計測を行っています。
興味を持たれた方は、ぜひ下記の実践中のデータもチェックしてみて下さいね。(※実践データは、設定値を変更しているため、バックテストとは挙動が異なっていますので、ご注意ください。ゴゴジャン公式サイトのフォワードが参考になると思います。)
Stormロジック(早朝の優位性を狙ったロジック)を、スプレッドの狭い【ユーロドル】に対応させたEA
有料版スペック詳細【ゴゴジャン公式】