MT4でFX取引を行う場合の口座を国内、海外の人気業者でスプレッド比較をしました。
イメージ的には国内口座はスプレッドが狭く、海外業者はスプレッドが広く、スプレッドの広さには相当な差があるという認識でした。
しかし、現在(2021.5.4調べ)海外口座のキャッシュバックを併用を加味した実質スプレッドと国内口座のスプレッドを比較してみると、意外に差がないことが分かります。
海外口座は、レバレッジが大きいので、10万円程度の少額からの本格的に取引が楽しむことができ、ゼロカットシステム採用による追証の心配がないという大きなメリットがあります。
そのような面も考慮して参考いただければと思います。
スプレッドの差が分かりやすいように、比較表にまとめましたので、あくまで目安としてご参考いただければ幸いです。
国内、海外口座の人気業者MT4対応口座のスプレッド比較表
評判(価格コム) | MT4業者 | 口座種類 | レバレッジ | スプレッド(pips) | 備考 | |||
USDJPY | EURUSD | EURJPY | GBPUSD | |||||
2.71 | FXTF(ゴールデンウェイ・ジャパン) | FXTF MT4 | 25 | 0.1 | 0.2 | 0.3 | 0.7 | 原則固定 |
3.56 | 外為ファイネスト | MT4・ZERO | 25 | 0.3~0.7 | 0.2~0.6 | 0.3~1.1 | 0.4~1.0 | 変動制 |
3.15 | OANDA JAPAN | 東京サーバー コース | 25 | 0.3 | 0.5 | 0.4〜0.5 | 0.8〜0.9 | 原則固定 |
3.33 | 楽天FX | 楽天MT4 | 25 | 0.5 | 0.6 | 1.1 | 1.2 | 原則固定 |
– | XM Trading | マイクロ口座 | 888 | 1.6 | 1.7 | 2.3 | 2.2 | 平均スプレッド |
TariTaliキャッシュバック後の実質スプレッド | 0.75 | 0.85 | 1.45 | 1.35 | ||||
– | TITAN FX | Zeroスタンダード | 500 | 1.33 | 1.2 | 1.74 | 1.57 | 平均スプレッド |
TariTaliキャッシュバック後の実質スプレッド | 0.83 | 0.7 | 1.24 | 1.07 |
※相場急変時は、重要指数発表時などはスプレッドが国内、海外口座ともに大きく広がりますので、ご注意ください。
※あくまで各社の公式ホームページに記載されているスプレッドです。原則固定、平均の記載には条件がありますので、詳細は公式ホームページの注意事項を確認してください。
TariTali(タリタリ)キャッシュバック後の実質スプレッドとは、キャッシュバック率を加味した合成スプレッドのことです。
詳しくは、下記のTariTali公式サイトをご確認ください。
MT4対応の国内、海外口座選択のポイントについて
MT4対応の国内口座と海外口座の比較表は、あくまで公式サイトに記載されているスプレッドです。
各社の公式サイトの注意事項を確認いただくと、相場の状況によって変動する旨が色々と記載されています。
初心者には理解しづらい注意事項だと思います。
また、スプレッドの広さ以外に、約定時のスリッページ(すべる)や約定までの時間がかかる、取引時間帯などによるスプレッドの拡がり等、実際に使ってみないとわからないコストに関する事項も多いです。
スプレッド以外のコスト(手数料)については、中立的なサイトでの利用者の声(価格コム等)なども参考にするようにしてください。
MT4の自動売買プログラムEAの入手方法について
MT4で自動売買を行う際に使用するEA(自動売買プログラム)は、日本で一番有名な販売サイトのゴゴジャンで購入することができます。
※MT4で稼働する自動売買プログラムはEAと呼ばれています。インターネット等で検索するときはキーワードにEAを含めて検索するとヒットしやすいです。
そこで販売されているEAを見ると、人気EAはUSDJPY、EURUSD、EURJPY、GBPUSDでの自動売買が多いようです。実際にゴゴジャンの販売サイトでの数を見ると、下記のようになっています。(2021.5.4調べ)
販売全EA3299個中
- USDJPY対応のEA 1244個/3299個中 37.7%
- EURUSD対応のEA866個/3299個中 26.3%
- EURJPY対応のEA553個/3299個中 16.8%
- GBPUSD対応のEA319個/3299個中 9.7%
使用するEAの通貨ペアに合わせて、有利な口座を準備するのがベストです。
1つの口座で複数のEAを稼働させることは可能です。
しかし、MT4の国内口座や海外口座は比較表の通り、それぞれの業者で特徴があり、口コミ評価も様々です。
そういうことを鑑みて、例えば、XM TradingでUSDJPY対応のEAを稼働させつつ、TitanFXでEURUSDさせるなど、実際に複数の口座を併用してみてはいかがでしょうか?
スリッページや取引時間帯によるスプレッドの広がりなどを実際に使うことで確認することもできますし、口座を分散することによってリスクヘッジにもなります。
その上で、最終的に自分の取引スタイルにベストな口座に絞り込んでいくのが良いと思います。
海外口座限定になりますが、無料EAを使うこともできます。
下記に無料EAの配布サイトをまとめていますので、興味のある方は参照ください。
FXの自動売買を始めるためには、MT4で稼働するEA(自動売買ロボット)が必要です。そのMT4に設定するEAには、有料と無料があります。どうしても、無料だと性能や機能を制限しているとか、有料版を購入してもらうための宣伝用とか[…]
これからMT4自動売買始める方は、下記の記事もご参照ください。
MT4の自動売買と聞くと、何か特別な専門知識が必要になるんじゃないか?設定が難しいのでは?本当に自分にできるのか等、不安に感じて、やり方が難しいと思い込んでいる人も多いようですが、環境さえ準備できてしまえば、基本ほったらかしでOKなので、裁[…]